Aki Machida
シリコンバレーの町田です
ニュースレター2026年 8月号
皆既日食と「温度差」から見えるビジネスチャンス、他
このニュースレターは勝手ながら私と名刺交換させて頂いた方にMailChimpサービスを使ってお送りしております。人生の様々な経験は面白おかしくBLOGにも載せています。
ご不要でしたら配信停止してください。返信アドレスが怪しいと思われるかもしれませんが、inbound.mailchimp.comとなっておりますのでご安心ください。
本題に入る前に、熊本地震で影響のあった方にお見舞い申し上げます。大変なご苦労をされた方もいらっしゃるかもしれません。暑いなか、復旧に向けて頑張って下さい。
実は私は、日本にいた頃から8月はあまり仕事をしない月なのです。
暑いし、夏休みだし、相手も休んでいるし(笑)。
ということで、「今月は2週間のスペイン旅行で仕事をしていないので、ニュースレターに書くことがない!」
……と思ったのですが、振り返ってみれば、まず2週間のフルムーン旅行でスペインに行って人生3度目の皆既日蝕を観れたことが、最高の経験でした。
太陽が隠れていくにつれて周囲が暗くなり、空気まで変わっていく感覚は、やはり写真や映像では味わえないものでした。
そして日没1時間前から歓喜とともに始まった完全日食から、約1分後にダイヤモンドリングとなり、群衆が帰り始めた頃に三日月の形のまま地平線に消えてゆく太陽は大変神秘的でした。
冒頭の写真がそれです。
バルセロナの丘から見る街も、八角形のビルが整然と敷き詰められており、採光・通風・交通まで考えられた都市計画の素晴らしさに目を奪われました。
ワンブロックが四角ではなく隅切りされた八角形になっているのは、馬車の内輪差が考慮されてます。

そして何と言っても十字架の塔が完成した140年以上にわたり建設が続くサグラダ・ファミリア教会に3回も入場して生誕の塔と受難の塔に登ってきました。
今年はイエス・キリストの塔の十字架が完成し172.5mに達しました。高さだけでなく、連日の38度超えの暑さで流石に目が回りました。
制作者のガウディは直線を基調とした建築デザインに疑問を持ち、柱の形や光の取り入れ方に自然界に見られる幾何学や構造を取り入れている点が工学的に面白かったです。
日本人の彫刻家が長く関わっている点も驚きましたし、キリシタン時代の宣教師の名前も発見しました。、
もちろん、毎日1万歩も歩きながら、他のガウディ作品であるグエル公園やカーサ・ミラ、カーサ・バトリョも昼寝を挟んでじっくり見てきました。
私の専攻は電子工学ですが、機械・化学・物理・生物も得意科目でしたが、油絵も嗜みましたので、ダリやピカソの美術館まで足を運びました。

また、マドリッド・トレド・グラナダなどのイスラムの影響を受けた街も回り、ケモノ道のような街並みのテラス席に溢れる人々の活気も見てきました。
曲がりくねった道のほうが親しみやすいということでしょうか。
とは言え、王宮の絢爛さや、セゴビアの水道橋の斜度零点数%という精巧なローマ建築と、その頃からトイレに流水を利用していたというガイドさんの話に溜息が止まりませんでした。
車窓から見た延々と広がるブドウやオリーブの畑もスペインの豊かさを実感しました。
旅行していて改めて感じたのが、日本、アメリカ、ヨーロッパの「温度差」です。気温の話ではありません(笑)。
文化、食生活、サービス、働き方、テクノロジーの使われ方など、同じ2026年でも国によってずいぶん違います。
でも、この「温度差」こそビジネスチャンスなのではないでしょうか。
ある国では当たり前なのに、別の国にはまだない。
ある地域では大人気なのに、大陸を渡ると誰も知らない。
例えばスペインで毎食必ずと言っていいほど食べるイベリコ豚の謎。
バラエティーに溢れるピンチョス。特にXurreria(チュロス専門店)で食べたチュロスのチョコレートディップはもっとアメリカや日本でも流行るんじゃない?と思ってしまいました。
罪な食べ物ですが、美味しそうですし、本当に美味しかったです。

シリコンバレーにいると、つい「新しいテクノロジー=イノベーション」と考えがちですが、世界を歩いてみると、すでにどこかに存在するものを別の市場へ持っていくことも立派なイノベーションです。
「温度差があるところには、ビジネスチャンスがある」。
そんなことも考えたスペイン旅行でした。
また、出発前3ヶ月もスペイン語を勉強して行ったので、スペインだけでなく、スペインの影響を多く受けているカリフォルニアの地名や、自分の名前まで、別の意味があることに気付きBlogにまとめておきました。
スペイン語で果敢にタクシーの運転手やお店の人と会話をトライし、旅を何倍も楽しむことが出来ました。マーケティングのABCは現地の言葉からですからね。
さて、スペインの話は尽きないので、ちょっとだけ仕事の話。

今月始めに「未来のメモリー展:FMS」がありました。
詳しいことは分かりませんが、PCIインターフェイスは第6世代に向かっているそうです。
毎秒転送速度も約30Gバイトと超速で、殆んどのメーカが動作の実演をしていました。
そして、私がAmbassadorを務めているCircuit LaunchのMountain Viewサイトで、Humanoid Robot関連のイベントがありました。
AIの進歩に加えて、センサー、モーター、バッテリー、制御技術などが急速に進化し、Humanoid Robotが「研究テーマ」から「実際に何をさせるか」という段階に入りつつあることを感じます。そしてOaklandサイトでもOpen House & Happy Hourがあり、参加して来ました。
そこで面白かったのが、腕時計型のコントローラーを使ってロボットを操作するスタートアップ。GyroPalmです。

実際にデモを見せてもらいましたが、ロボットというと「完全自律型AI」を想像しがちな中、プログラムやゲームコントローラではなく、直感的な人間の動きや意思をうまく取り込んでロボットを操作するというアプローチも面白いですね。
Humanoid、AI、Haptics、Wearable、Teleoperation……。これまで別々だった技術が、少しずつひとつに繋がってきているように感じます。
配達ロボットも実用化が進んできましたので、エレベータもIOT化して行き先をアクセスできるようになると、病院やホテルだけでなく、配達ロボットが一般のエレベータに乗りこんで来る日も近そうです。
OaklandのCircuitLaunchは非常に充実したマシンショップのあるコワーキングスペースで、モノづくり得意の日本企業にはうってつけです。
しかも現在は日本企業の入居はなさそうなので、穴場です。
CEO/COOへの紹介必要でしたら、メッセージ下さい。
とは言え、7~9月は夏のイベントが続きます。BBQやハイキング等が毎週あるので、シリコンバレーらしいNetworkingができます。
ここ、Silicon Valleyで長く仕事をしてきて感じるのは、ビジネスは会議室の中だけで生まれるわけではないということ。このことは価値観のBLOGにも書いておきました。
「仕事ではない時間」に見たもの、食べたもの、人と話したことから、新しい人とのつながりやアイデアや次の仕事のヒントが見つかります。
つまり、たまには「仕事をしない」のも仕事のうち。
……ということにして、8月のニュースレターも終わりにしたいと思います。
それでは。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長々としたランディングページはChatGPTの助けを借りて簡潔にし、47年のキャリアは別ブログにまとめました。
あたらしいBLOGはこちら。
新しいBLOG
シリコンバレーに25年も居て今更知った地名の意味
SpaceX上場から見えるElonMuskの火星移住計画の本気度
(TERAFAB発表会全文訳と個人的見解:クリック率がいまだに高いので継続紹介です)
Aki Machida 町田 晶弘
+1-408-569-1616
(while traveling to Japan +81-80-5407-2560)
Global Innovator Solutions LLC
aki.machida@gloinns.com
Home Page https://gloinns.com/
Linked In https://www.linkedin.com/in/aki-machida-3166624/

