アマゾン・フルフィルメント・センター訪問

Aki Machida

日本からの出張者の方とAmazonのフルフィルメントセンター(FC)の見学に行ってきました。

 

サンノゼから車で1時間のところにあるTracyという街のOAK4番という10万平方メートルの巨大FCです。

 

ツアーはほぼ毎日行われ、毎回15人ぐらいの参加です。見学者の希望は絶え間ないようで、私たちの予約も2週間以上前に申し込みました。カメラや携帯の持ち込みは禁止されていたので、記憶をたどってAmazonの紹介ビデオをスクショして、レポートしてみました。


YouTubeでも詳しく観ることが出来ます。ただしこのビデオは5年前なので、緩衝材の材料が古いものになっています。

リンク https://www.youtube.com/watch?v=8nKPC-WmLjU

 

まず中に入って驚いたのは、巨大なベルトコンベアと縦横無尽に走る棚です。工場があまりにも広いので、働いてる人の数はそれほど多くないみたいでしたが、全部で1500人ということです。10時間の3シフトで、週4日勤務なので、たくさんの人が工場の中で動き回っていると言う印象はありませんでした。

 

ベルト・コンベアの騒音は、かなりレベルが高く70から80dBのコンスタントなホワイトノイズです。耳栓をしてる人が多数いました。

 

ツアーは、フルサイズのマイク付きワイヤレスヘッドホンで、質問はバッテリーのボタンを押すことで、参加者全員が説明を聞くと同時に各質問者の問い合わせ内容も聞けると言う仕組みになっています。好奇心の強い私は5件以上人一倍質問してしまいました。


まず大きなルンバのようなKivaの台車ロボットについてです。重量は350ポンドもあり、2メートル近い棚を持ち上げて入庫作業場と出庫作業場を行ったり来たりします。棚は1つで、最大1500ポンドにもなります。床にはQRコードが付いていて、正確に棚を格納位置に運べるようになっています。


まず、入庫商品の棚入れです。棚の商品は全くバラバラに格納され、カテゴリーごとにまとめられているわけではありません。まとめられていると、むしろピッキングするときに似たような商品を間違ってピッキングする可能性があるからです。すべての商品がコンピューターでどこにあるのかわかっていれば、合理的な在庫管理といえます。商品をちょろまかすヤカラにとっても、これだけバラけて少量しか棚に入ってないのであれば、胸騒ぎを起こさせません。しかも全部カメラで商品も従業員も監視されているのです。重いものは下の方、軽いものは上の方、背が低い人ははしごを使って指示通りに商品と個数を棚入れしていきます。棚入れが終了すると、ルンバのようなロボットがちょっとだけ床から持ち上げてバランスよく格納位置まで行きます。棚を床に下ろしたらロボットは次の場所に移動して行ってしまいます。


入荷商品の仕分け、場所までの移動はSeagrissのAVGが行ったり来たりしていました。


注文が入ると、ロボットが棚をピッキングする人のところに移動し、バーコードのついた黄色い箱に、どの棚の位置にあるどの製品を何個か、指示された通りに取り出して、カメラがそれを確認し、詰め込むと、箱の前のランプが、緑色からオレンジ色に変わり、箱をベルト・コンベアに乗せます。



箱詰めの作業場は見れませんでしたが、緩衝材として使われていた空気バッグや、雪とかピーナツと呼ばれる発泡スチロールは完全に使用中止となり、段ボールを再生利用したクラフトペーパーをくしゃくしゃに丸めて緩衝材 (dunnage) としているとの事でした。


箱詰めされた商品は、出荷ラベルを貼るのですが、このラベル張りも自動です。SCAN, LABEL, APPLY, MANUFESTの頭文字を取ったSLAMという機会を通ります。


さらに箱詰めされた後、計量することで、重量が合っているかを確認します。合っていない箱は弾かれ、手作業で内容物の確認等をし、初めからピッキングのし直しになります。弾かれた箱の中身の商品は、全て棚に戻されます。剥がされたラベルが、人の背丈もあるゴミ箱に山ほどあり、たった半日位で、大量のピッキングエラーがあったことがわかりました。


ピッキングの作業場で、黄色い箱に入れた時点で、重さが測れるようになっていれば、内容不良のまま箱詰めしたり、開梱して商品を戻したりする手間が省けるのではないかと思いました。もしかしたらわざとそうしない理由があるのかもしれません。


同日配達の商品が時々ありますが、注文主の近くのFCに在庫があれば、最短で数時間でお届けできてしまうそうです。


これでツアーは終了です。90分で約2000歩歩きましたので、1.5キロメートル位の距離を歩いたことになります。限り、見ておいて損はないと思います。また、隣の建屋には最新鋭の機器を導入した同じサイズのFCができており、将来的にそちらが見れるようになったら、また見に行きたいと思います。


個人的にはヒューマノイドが導入される時に行ってみたいです。以上でレポート終わります。


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